SFがさらに好きになる映画15選

「SF映画」
このジャンルほど分類が難しいものはない。
SFジャンルと決めかかって探していたらサスペンスやファンタジーやアクションの所にありました。なんてことはざらにある。そして、このジャンルほど評価が別れやすいものもない。面白かったと思った作品に☆一つ。「見る価値なし」のコメントのなんと多いことか。
「SF」って一体何だろう。これについてはまたいつか書くとして?笑
ここでは独断と偏見からSFってやっぱ面白いなーと思った映画をご紹介(結構ヘンテコで偏った選出になったけど)。SF古典はさもあれど、結構新し目の見やすいものが多くなっておりますので休日に少しまとめてゴロゴロご覧になって欲しい。 有名すぎるブレードランナー クロニクル [DVD]インセプション [DVD]は大きく載せてないけど、見たことない人は是非是非に見るべき一押しSF映画。(予告編:http://youtu.be/ZfDm3s_IcqM )

 

〈近未来編〉

マイノリティ・リポート ★★★☆ 3.9/5.0

<内容紹介>
西暦2054年、ワシントンDC。政府は膨大な凶悪犯罪を防ぐ策として、ある画期的な方法を開発し、大きな成果をあげていた。それは、予知能力者を利用して凶悪犯罪が起こる前に犯人を逮捕してしまうというシステムであった。このシステムのお陰でワシントンDCの犯罪件数は激減、将来的にはアメリカ全土で採用されるべく準備が整えられていた。そんなある日、このシステムを管理する犯罪予防局のチーフ、ジョン・アンダートンが“36時間後に見ず知らずの他人を殺害する"と予知され、告発されてしまう。追う立場が一転して追われる立場になったジョンは、自らの容疑を晴らそうと奔走するのだが、彼は既に大きな陰謀に巻き込まれていたのだった……。

この映画は何度見たことか。
近未来もののSF映画が好きになるキッカケになった映画。この頃は今程には映像技術も発展してなくて、ワクワクドキドキしながら見た。SFのあの雰囲気が本当に好き。

予告編(http://youtu.be/q2bmImPNKbM)字幕なし

 

 

猿の惑星:創世記ジェネシス)★★★★ 4.0/5.0

 <内容紹介>
現代のサンフランシスコ。製薬会社ジェネシス社の研究所に勤める若き神経科学者、ウィルが実験のためアルツハイマー病の新薬を投与した一匹のチンパンジーが驚くべき知能を示した。ところが、そのチンパンジーは突如暴れ出した挙句、射殺されプロジェクトは中止されてしまう。ウィルは生まれたばかりの赤ん坊を自宅に連れ帰り、“シーザー"と名付けて育てることに。3年後、すくすくと育ったシーザーとウィルとの間には本物の人間の親子のような強い絆が生まれており、同時に特殊な遺伝子を受け継いだシーザーは、類まれな知性を発揮し始めていく。しかし、ある事件がきっかけで、シーザーは人間の愚かさに失望してしまうのだった。そして、失望は地球上の生物の進化の概念を覆す「壮大な闘い」の序章へとつながっていく……。

超有名だけど、案外昔のシリーズを見てないという理由から未見の人がいるかもしれないのでご紹介。
この一作だけでも充分見れる作品なので、見てない人には見て欲しい。シリーズを無視した違う話にもならず素晴らしい出来映えで。インパクトは初期に劣るかもしれないが、現代が舞台なだけに妙なリアリティがあって「猿の惑星」という映画が何を伝えたかったのかが時を経てより明確になっている。
科学的にはあり得ないことかもしれないが、それが示唆するメッセージは今の時代に必要なものなのかもしれない。改めて、このシリーズはよく出来てるな〜と感服。
にしても、シーザーが初めて放った言葉(単語)が象徴的で鳥肌もの。
ゴリラさんがホントにカッコよい!!
エンディングロールの途中で、やっと人類が衰退した理由が明らかになるので見逃さないようにして欲しい。

予告編(http://youtu.be/Lrikt6pZ0Qo)

 

 

イヴの時間 ★★★★★ 4.8/5.0

「イヴの時間 劇場版」 [DVD]

「イヴの時間 劇場版」 [DVD]

<内容紹介>
未来、たぶん日本―――。
ロボットが実用されて久しく、 アンドロイド(人間型ロボット)が実用化されて間もない時代。ロボット倫理委員会の影響で、人々はアンドロイドを“家電”として扱う事が社会常識となっていた時代。頭上にあるリング以外は人間と全く変わらない外見により、必要以上にアンドロイドに入れ込む若者が現れた。彼らは“ドリ系”(※Android Holic=アンドロイド精神依存症)と呼ばれ、社会問題とされるほどである。高校生のリクオも幼少の頃からの教育によってアンドロイドを人間視することなく、便利な道具として利用していた。ある時、リクオは自家用アンドロイドのサミィの行動記録に「** Are you enjoying the time of EVE? **」という不審な文字列が含まれている事に気付く。行動記録を頼りに親友のマサキとともにたどり着いた先は、「当店内では、人間とロボットの区別をしません」というルールを掲げる喫茶店「イヴの時間」だった。

これをSF映画としてあげるのは少し抵抗があるが、個人的にドハマリ号泣してしまったのでアンドロイド関係の映画として。
ロボットやアンドロイドが実用化されて間もなく、人間との棲み分けがかなりナーバスな時代。 「イヴの時間」という喫茶店では、人間とアンドロイドの区別をせずに交流を深めていた。 人間側が徐々にアンドロイドの感情や個性に理解を示していく姿だけでなく、ロボット側の人間を思いやる気持ちや相手のことを理解したいと悩む姿が印象的で、同時に本当に難しい問題だとも思い知らされる。
区別しないという店内ルールから、登場人物がアンドロイドか人間なのか不明瞭なまま話が進んでいくのが良いんだよなー 。人間以上に人間らしいアンドロイドたち。
SF感はちと薄いけど本当に良い映画!!

予告編(http://youtu.be/iVsFcMt_ivI )

・他のロボット・アンドロイド系としては

アンドリューNDR114 [DVD]

サロゲート [DVD]

アイ,ロボット 特別編 [DVD]などがオススメ。

・クローン系映画も忘れてはいけないということで
アイランド [DVD]

ガタカ [DVD]

 

 

 〈タイムトラベル編〉

 タイム・アフター・タイム ★★★☆ 3.6/5.0

タイム・アフター・タイム [DVD]

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<内容紹介>執筆家、発明家、未来学者として活躍中の若きH.G.ウェルズが新発明のタイムマシンを友人たちに披露しようとしていた。その中には、チェスの手ごわいパートナーでもあるスチーブンソン医師もいた。誰もがタイムマシンの性能を信じきれずに機会を眺めていると、家政婦が警察の訪問を告げにきた。近所で娼婦が切り裂きジャックの犠牲者となったため、一軒一軒見回りをしているのだという。スチーブンソン医師の往診カバンから血だらけの手袋を見つけた警官は、彼こそロンドン中を震え上がらせている切り裂きジャックに違いないと確信した。が、彼の姿はどこにも見つからない。家中大騒ぎの中、ウェルズだけはスチーブンソンがタイムマシンで未来世界-1979年のサンフランシスコに行ったことを知り、後を追う決心をした。未来のユートピアを信じてきた社会主義者ウェルズだが実際、20世紀後半の社会に足を踏み入れてみて、社会主義が実現されていないことや、あわただしい世界、犯罪のなくならない世界に失望するのだった。ただ、通貨の両替にいった銀行で知り合ったキャリア・ウーマン、エミー・ロビンスだけは彼の質問に答えてくれた。そのためにやがて切り裂き魔スチーブンソンに狙われることになるとは…。

タイムマシン映画の隠れた名作。
タイムマシン×H・G・ウェルズ×切り裂きジャックという奇抜な設定は本当に素晴らしい。ウェルズが未来の姿を見ていたからこそ、あのような小説を書けたのだという切り口。切り裂きジャックが現代こそ自分に最もふさわしい時代だと言う様子。ユートピア思想を持っていたウェルズと「人類の歴史は殺しあいだ」と言いきる切り裂きジャック。両者が未来をどう見て感じるかが非常に興味深く面白い。
現代のSF飽和状態からすれば、少し物足りない突っ込みどころ満載かもしれないけど。笑 タイムトラベル好きには是非見てほしい一品。ヒロインのメアリー・スティーンバージェンも本当に美しいんだなー。

 

 

12モンキーズ ★★★☆ 3.6/5.0 

12モンキーズ [DVD]

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<内容紹介>21世紀初頭、人類は細菌によって絶滅の危機に瀕していた。科学者たちは細菌の流布に「12モンキーズ」が関わっていると突き止め、囚人ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)を細菌が蔓延しはじめた1996年に送り込む。細菌をまいたのは果たして誰なのか…。

未来世紀ブラジルの監督さんの映画。個人的にはこっちのが好き。ブルース・ウィルスブラッド・ピットの共演ってのも豪華。 未来世紀ブラジル同様に長いけど、最後まで見て欲しい。
周りの視線に翻弄されて、何が現実なのかわからなくなり葛藤する姿が中々にリアルで。 「 映画は同じなのに、観る自分が変わると違う映 画に思える 」という言葉を、未来から過去へ何度も行き来してきた主人公がボヤくシーンも印象的 。 とりあえず、12モンキーズはかなりイカした連中なんです。笑
見たあとはそこまで面白かったと思えないんだけど後からジワジワ残ってくる映画。
予告編(http://youtu.be/TSlVn5k4BJU )

 

 

・タイムライン ★★★☆ 3.8/5.0

タイムライン [DVD]

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<内容紹介>14世紀のフランスへ物体を送ってしまう転送装置によって、過去に取り残された考古学の教授。息子や教え子、装置を開発したハイテク企業の社員らが、彼を連れ戻すために14世紀へ向かう。タイムリミットは、わずか6時間。しかし、行った先は英仏百年戦争のさなかで、その間に転送装置も故障してしまう…。

タイムトラベルで14世紀にとり残された教授を救うため、息子と教え子たちが英仏戦争真っただ中に飛び込むSFスペクタクルアドベンチャー
テンポがよくて中々に引き込まれる。タイムトラベルものの良作って意外に少なくてこれもよく見たな。過去から送られたメッセージが伏線&ヒントになって物語が進んでいく。英仏百年戦争ヘタイムスリップするという設定が何よりいいんだ。

予告編(http://youtu.be/5k2dbYAOlfM )

 

 

〈パニック編〉

地球が静止する日 ★★★ 3.3/5.0

<内容紹介>NYのセントラルパークに巨大な球体が出現。降り立った宇宙からの使者クラトゥが現れた。アメリカ政府は危機対策チームを発足。幼い義理の息子を育てる生物学者ヘレンも召集されるが、地球静止へのカウントダウンは始まっていた!厳重な警備網をいとも簡単に破って街へ出たクラトゥは、ヘレンとその息子に接触。二人は衝撃の事実を知る。クラトゥは宇宙から人類へ向けられた最終警告だったのだ。クラトゥの目的は地球を救うこと。そのために彼が成し遂げようとしている衝撃の計画とは?

SF好きな人からしたら、この映画を上げると大バッシングされそうだけど。笑
「人類は変われるか」という問いかけは鬼気迫るものがあったが、答えを出すのが早すぎたんだろうか。 それを示す象徴的なシーンも少なかったから、リメイクとしても叩かれるし、内容も薄いと批判される。
けれどもまあ、伝わってくるメッセージとしては好きで。 内容はあまり突っ込まず期待せず、メッセージ映画として鑑賞して欲しい。「地球を救いに来た」という言葉を、「自分達を助けに来た」んだと解釈する人間の姿がリアルすぎる。
ちなみに「地球の静止する日」が本家。

予告編(http://youtu.be/tEPQurc80tA )

その他、世界の崩壊を描いたおすすめ映画。

インデペンデンス・デイ [DVD]

ノウイング プレミアム・エディション [DVD]

2012 スタンダード版 [DVD]

 

 

パーフェクト・センス ★★★☆ 3.7/5.0

パーフェクト・センス [DVD]

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<内容紹介>徐々に五感を奪い去る奇病が、世界を恐怖と闇に陥れた。男と女は、運命に導かれるように出会い、愛を知った。人類がかつて経験したことのないその異変は、何の前触れもなく世界中を揺るがした。“SOS”と名付けられた原因不明の感染症が爆発的に拡散し、あらゆる人々の嗅覚を奪い去ってしまったのだ。その勢いは衰えることなく、感染者たちの味覚や聴覚を失わせ、人類は存亡の危機に陥っていく…。シェフのマイケル(ユアン・マクレガー)と科学者スーザン(エヴァ・グリーン)は、そんな極限状況のさなかにめぐり合い、奇しくも謎の病に冒されたまさにその瞬間、恋に落ちた。ひとつ、またひとつと五感を喪失し、世界が終わりを迎えようとしたとき、ふたりはいったい何を求め、何を感じ取るのだろうか……。

SFパニックという設定を活かして描かれたラブストーリー。
五感が順番に失われていくという設定が神がかってる。その順番や初期症状的なもの、象徴的なシーンの撮り方も秀逸。 この設定ならいくらでも広げられそうなものを敢えてそうせず、どんな環境下でも適応しようとする人間の強さみたいなものを静かに写し出そうとするこの映画のスタンスは好きだ。
もう少し何か欲しかったでもないが、この映画はこれでよかったんだろうなと不思議に思える。 五感って素晴らしい!!

予告編(http://youtu.be/W-xU0nBYgJk

最近、こいうSFの世界観を生かした不思議だけど興味惹かれる内容が多い。→アナザー プラネット [DVD]

 

 

・おまけ

バーチュオシティ ★★★☆ 3.4/5.0

バーチュオシティ [DVD]

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<内容紹介>1999年、183人もの凶悪犯のデータをもとに作り上げられた警察訓練用のシミュレーション人工生命体“シド6.7”(ラッセル・クロウ)が暴走し、仮想現実の世界から現実空間へと逃亡。元警官で、かつて訓練でシドと互角に戦った経験のある囚人パーカー(デンゼル・ワシントン)は、自由の身になることを条件にシドを追跡することに。

ラッセル・クロウ好き必見!!
時代はまだラッセル・クロウがあまり有名じゃなかった時代。笑 すごく面白いってわけではないけれど、とにかくラッセル・クロウが好きな人には絶対オススメの映画。

 

 

・文字数から紹介できなかった映画たち。

リベリオン -反逆者- [DVD]

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トゥモロー・ワールド プレミアム・エディション [DVD]

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