2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

デザインによる支援、支援工学

道具の使用は、人間が他のどのような動物よりも秀でている能力だといえる。 脳の進化は人間に知能の発達を促し、知能の発達は周りに存在する「モノ」を応用し、自分たちの生活の助けになるように道具として活用することを可能にした。道具の発展が人類に進化…

支援を行う際の注意点

支援を行う際に、最も注意すべき点は「善意は善行を保証しない」という点である。 支援の多くは善意に基づいて行われるが、その善意が善行を生み出すとは限らない。佐藤(2005)は、年寄り扱いされて傷つく老人、善意で文房具を与えた結果としてそれをお金に変…

支援とは何か(1)-「支援」の操作的定義づけ-

支援とは英語のサポート(support)に対応している。援助(aid)、後援(backing)、手助け(help)、補助(assist)など、支援に関連する言葉は様々な場面で用いられるがこれらは日常的にあまり区分なく使われている。『類似語例解辞典』によれば、同じ意味…

「支援」への注目、「支援」という社会原理

今、「支援」という言葉への注目が熱い。 子育て支援、犯罪被害者支援、難民支援、特別支援、復興支援、人道支援、就学支援、自立支援など。「支援」という言葉は現代においてよく見られる。特に貧困国や紛争国、被災地への支援、不条理な状況に陥っている人…

家族っていいなーと泣けてくる映画14選

家族があるから人は強くなれる。 家族の支えや家族のために何かを達成できた主人公の姿ってホントに魅力的。泣ける映画は数あれど、「家族」をテーマにした作品って見終わった後、すごーく優しい気分になりますよね。ここでは、そんな「家族ってやっぱりいい…

看護の時代、看護という可能性。〈キュアからケアへという合言葉〉

看護の時代 看護が変わる 医療が変わる 作者: 日野原重明,川島みどり,石飛幸三 出版社/メーカー: 日本看護協会出版会 発売日: 2012/03/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 現代の医療分野において、「キュア(治療)からケアへ」という方向性が…

他者の苦しみへの責任、あるいは義務。

誰かが苦しんでいる姿を見た時、あなたは何を思うだろうか。 その人を助けようとするか? その人の話を聞こうとするか? あるいは、見なかったふりをするか? そのまま無視して過ぎ去るか? これが全くの他者である場合、その苦しみに自分が全く関与していな…